中学時代の日記帳

「中学時代の日記帳 」

探し物をしていたら、中学時代の日記帳が出てきた。 ちゃんとした日記帳につけていた日記だ。 なつかしいし、あの当時自分がいったいどんなことを書いていたのか、興味もあったので、しばらく読んでいた。 ロングヘアの女の子が涙を流しているイラストのよこに 歌が記してあった イラストは中学時代の私が描いたものだった 東海の小島の磯の白砂に 我泣きぬれてかにとたわむる と、下手なくせに背伸びして大人っぽい字を真似て書かれたような、へんてこりんな文字で記してあった そういえば、あの頃の私って、とってつけたように、おセンチだった 「感傷にひたろうと思って、川原に行った。 川のせせらぎを聴きながら ちょっと泣こうと思ったのに 近くの工事現場のブルドーザーがうるさくて、そんな気分になれなかった。 川のせせらぎは聴きたかったけどブルドーザーの音は聞きたくなかった。 ああ人間はどうして聞きたくないものまで聞こえてくるのだろう?」 などとボヤいている日記があった。 あと袋とじみたいに、異様な数のホッチキスでまわりをガシガシに止めてある頁があった。 ちょっとのぞいて見たい気もしたけれど ホッチキスを外すのが面倒なので、やめた いったいあの中に何が書かれているのだろう? それにしても、日記の中の登場人物がやたら暗号化されていて 今となっては、自分でも解読不可能な箇所がたくさんある 我ながら、謎だらけの日記だ 字が乱雑なのは、昔から全然変わってない ははははははは

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